契約前に知るべき終身保険のメリット・デメリット



終身保険をお勧めできない人

 

 

終身保険をお勧めできない、つまり、終身保険が向いてない人とはどんな人でしょうか?終身保険は定額保険よりも月額が高く、更にはそれを長期間ずっと支払い続ける必要があるので、家計の負担もとても大きくなります。

 

また、満了になるまでに解約してしまうと、終身保険は払った金額の一部しか戻らないので大損になります。それでは、将来を安心したいための保険なのに、現在の生活が成り立たなくなってしまうようでは意味がありません。

 

基本的に収入に対する保険料の比率は3~10%、つまり月収が30万円なら保険料は3000円~3万円というのが目安とされています。支払い保険料がこの比率を上回っているようなら保険の見直しをした方がいいでしょう。

 

短期間だけ保険が必要な場合、例えば、子供が生まれ、養育費や教育費のために子育て期間に限っては保険に入りたいという場合なら、安い費用で多額の保険金が得られる定期保険の方が向いています。このように、ある一定期間に限って保険が必要だと言う人には、高い保険料の終身保険はミスマッチになってしまうということです。

 

こうした点も考えながら、保険は目的に合わせて慎重に選ぶべきです。確かに終身保険は、必ず生命保険が受け取れますし、満了すれば解約しても支払った金額は全額戻ってくるのですから、とても魅力的な保険ですが、前述した通り、デメリットもあります。保険は目的次第で、何を選ぶべきか変わります。この点をしっかり押さえておいてください。